日々のブログ

税務調査事例

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芦屋・西宮・宝塚・神戸の皆さま、おはようございます。
税理士の横山です。

今年、税務署の記帳指導というお仕事のお手伝いを
させていただいております。

個人事業者の方にきちんと帳簿をつけていただいて、
青色申告を増やしていこうという税務行政のお仕事です。

本日お会いしていた方は、昨年会社を退職され、
今年から中小企業診断士として独立開業された方。
御年68だそうなんですが、
なんと今から、MBAをとりに大学院に行こうかと!

「明後日が願書の締切りなんです。
9割がた心は決まってるんですが、
どうしようかと未だに迷ってるんです。」

と楽しそうに仰っていました。

素晴らしいですね~!

「行きましょうよ、行きましょうよ!
シニアの方の励みになる!
ロマンがある!」

と、私は無責任に後押ししてましたが、
年間100万円超は費用がかかるみたいです。

なおさら偉いですけどね。

その方はいわゆる大企業で長年勤められた後、
系列会社の代表取締役までされていた立派な方で、
私がのんきに記帳指導なんてできる立場ではないんですが。

いつも楽しいお話聞かせていただいています。

 

さて、先日、所得税の税務調査状況みたいな話を書きましたが、
その記事の続きに、具体的な調査事例も載っていたので、
参考までに書きます。

【国外財産申告漏れ@金沢】

Aとその妻Bは、自動的情報交換資料(各国の課税当局が
非居住者への支払情報を教え合う制度)により、
申告はしてないけど、海外で資産運用していることが
バレてた。

二人は海外の銀行2行に口座を開設していた。

二人とも預金利子だけ申告していたが、
債券利子は申告してなかった。

二人が提出していた国外財産調書には、
上記債権の記載が無かったため、
その利子については加算税にさらにペナルティーで
5%の加算を課した。

さらに、二人にはCとDの子がいた。

CもDも海外投資をしていた。

子Cは何もかも申告していなかった。

子Dは海外口座2口座のうち、
1口座について申告していなかった。

子らは二人とも国外財産調書を提出していなかった。

子Dは加算税に5%を加算して課税。

何も申告していない悪質な子Cには、
重加算税。

さらにCは、母親Bから海外投資資金の贈与も受けていた
ことが判明したため、贈与税も課税。
踏んだり蹴ったり。

申告漏れ所得 2,600万円。
所得税追徴税額 400万円。

 

【事業の廃業を装い無申告@東京】

エステサロンを経営するE子。

ここ数年はずっと無申告の状態。

税務署は、エステサロンの広告が複数の
フリーマガジン等に掲載されていること、
実際にお店に偵察に行くなどして、
事業が盛況であることを把握。

E子は元々、他の市でエステサロンを経営していた。

そこの税務署には、クレジットカード決済の収入を
いっさい除外して赤字で申告。

事業を辞める気なんてないのに、
税務署には廃業届を提出して、
事業廃止を仮装。

店舗移転後はずっと無申告。

申告漏れ所得 1億7,400万円。
所得税追徴税額 5,700万円。
消費税追徴税額 1,500万円。

 

【消費税課税事業者にならないよう収入除外@高松】

学習塾を経営するF男。

毎年の収入金額は1,000万円を下回って申告。

でも税務署が周辺を調査すると、塾はやってるっぽい。

これは消費税を免れるために、
うその数字を申告しているだけに違いない。

帳簿等を調べたところ、
授業料以外の入塾料・テキスト代・模試代・
各種講習会代等の収入をすべて除外。

授業料についても生徒数を圧縮するなどして、
毎年、収入が1,000万円以下となるように操作していた。

申告漏れ所得 6,000万円。
所得税追徴税額 1,300万円。
消費税追徴税額 300万円。

 

【ネット取引の個人事業者】

G男はタイヤ販売の前職をいかし、
自宅に倉庫を構えて自動車用品の販売を
オークションサイトで開始。

税務署には「趣味でやってるだけ」とうそぶいていたが、
帳簿や取引口座等を追及したところ、
申告の必要性を認めながら、
税金負担を逃れるために無申告でした と観念して白状。

申告漏れ所得 5,000万円
所得税追徴税額 1,500万円

 

H男はアイドルのコンサートチケットを
オークションサイトで転売。

取引にあたって、複数のIDを取得したうえで、
落札金額を複数の他人名義の口座で回収。

事業の帰属を隠蔽してた。

申告漏れ所得 7,200万円
所得税追徴税額 800万円
消費税追徴税額 300万円

 

【金地金等の譲渡所得のつまみ申告@東京】

会社員I美は金地金の売却に係る譲渡所得を申告。

資料等情報から、申告分以外にも金地金の譲渡が
あることを税務署は想定。

調査の結果、「金地金等の譲渡の対価の支払調書」
の提出対象となる200万円超の譲渡のみ申告しており、
他の譲渡はすべて無申告。

申告漏れ所得 5,200万円
所得税追徴税額 900万円

 

【未公開株式の譲渡所得の架空経費@東京】

J介は未公開株式の譲渡所得の申告において、
多額の譲渡費用を計上。

譲渡費用にはアドバイス料、接待費等が計上。

税務調査の結果、架空の請求書や領収書を
取引先に発行を依頼。

J介自身でも偽名の領収書を作成して、
それらのコピーを確定申告書に添付。

多額の架空経費を計上していた。

重加算税。

申告漏れ所得 3,500万円
所得税追徴税額 700万円

 

などなど。

ちょっと魔がさして、
似たようなことをしたいな~と思う瞬間もあるかもしれませんが、
天知る、地知る、人知る、我知る。
巡りめぐって いいことなんてありゃしません。
思い止まられますよう。

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2015-11-17 | Posted in 日々のブログ