日々のブログ
結婚・子育て資金一括贈与の贈与税非課税制度
宝塚、西宮、芦屋、神戸の皆さま、こんばんは。
公認会計士・税理士の横山です。
確定申告お疲れ様でした。
もう1週間経っちゃてますが。。
今朝の日本経済新聞の1面に、
結婚・子育資金の一括贈与の贈与税非課税の話が
でかでかと出ていましたので、
本日改めましておさらいです。
このブログでも何回か書いたかもしれませんね。
記事の内容は、上記の贈与税非課税措置に対応するサービスを、
信託銀行等が4月から始めますよというものでした。
三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、りそな銀行。
この4行が取り扱うそうで、
サービスの名称は「結婚・子育て支援信託」。
4行の信託銀行等が受け皿を作って、
利用手数料無料で税務署との手続きなどを代行してくれるそうです。
売りは2点。
- 信託銀行等が税務署との手続きを代行するので、
個人で税務申告する手間が省けますよ
- 資金を引き出すまで預けてくれたお金は
国債等で運用されるので、配当ももらえますよ
運用収益の一部は信託報酬として差し引かれちゃいますが、
元本は当然ながら保証されます。
ここから復習。
結婚・子育資金一括贈与の贈与税非課税措置の概要です。
- もらう人(受贈者)の条件。
20歳以上50歳未満の個人。
- あげる人(贈与者)の条件。
もらう人の直系尊属、つまりパパ・ママ、おじいちゃん・おばあちゃん等。
- 上限額。
もらう人1人につき1,000万円。
ただし、結婚に関連する費用は上限300万円。
- 使い途。
結婚・子育て資金の支払いに充てるためのお金。
- 婚礼に際して支出す費用、住居に要する費用、
引っ越しに要する費用。 - 妊娠に要する費用、出産に要する費用、
子の医療費、子の保育料。
ここで脱線。
結婚式の費用って、全国平均で343.8万円なんですってね!
もちろんゼクシィ調べです。
結婚関係の上限額300万円は使い切っちゃいますね。
ちなみにゼクシィ(ZEXY)の語源ってご存知ですか?
性染色体のXX、XYから来てるそうですね。
エックスワイと言わずに、かっこよく「ゼクシィ」!
大昔に生物の授業で習いましたね。
XXになると女性でXYになると男性。
ヒトの性別を決める染色体が性染色体。
染色体って何ですか?
人間の体に60兆個ある(最近は37兆個なんですか?)細胞の中には
細胞核があって、
その中に、私たちの設計図たるDNA中畑清ベイスターズがあって、
その長い長い紐みたいなDNAが折りたたまれて
X型の紐みたいな塊になったのが染色体でした。
細胞核の中には23組、46本の染色体があります。
そのうちの1組、2本の染色体が性染色体。
私は生粋の文系なのでこれが限界。
戻ります。
- 期限。
平成27年4月1日~平成31年3月31日まで。
- もらった人が50歳になった場合、
使い切れなかった残額については贈与税がかかる。
- あげた人(親や祖父母等)が亡くなった場合、
亡くなった方の相続財産として相続税の課税対象に。
- 手続。
- もらった人は、この特例を使いますという旨を記載した
非課税申告書を金融機関を経由して、税務署長に提出。 - もらった人は、払い出した金銭を、結婚・子育てに使いましたと
証明できる書類を金融機関に提出。 - 金融機関はその内容を確認し、確認した金額を記録。
- 契約終了時。
もらった人が50歳になったり、
もらった人が死亡したり、
信託財産がゼロになった(使い切った)ときに契約は終了。
契約が終了すると、金融機関は、
本特例の適用を受けて信託された金銭の合計額と、
結婚・子育て資金として払い出した金額の合計額を
記載した調書を税務署に提出。
制度の概要はこんな感じです。
日経によれば、
13年4月に導入された教育資金贈与の非課税特例について、
信託各行がこれに対応する教育資金贈与信託を
取り扱ったところ、予想以上にヒットしたそうです。
本年2月末時点で契約件数11万件超。
契約額7,600億円で、うち700億円が教育費として
実際に引き出されているそうです。
政府の狙い通り、高齢者から我々現役世代に
資金が移転したということですね。
私の高校の生物の先生は、
研究熱心なあまり、水中眼鏡つけて
学校の池に潜ってました。
K先生、お元気ですか?
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